改めて、法律相談お考えの方にお願いします。          




1    このホームページは、かねてより弁護士の知り合いがいない、相談できる法律事務所を知らないという個人、会社等の団体の方に向けて、メッセージを発信し、今まで弁護士と無縁だった方でも気軽に法律相談を申し込めるように、敷居の高いと言われている弁護士ではあるが、実は敷居は低いのだということを訴えかけるために、開設したものです。
 お陰様で、旧「依田弁護士のリーガルサイト」の頃より、このホームページを通じて、ご縁ができ、法律相談に応じさせて頂き、更には事件処理を担当させていただいた方も多くなって参りました。
 今後とも、池袋中央法律事務所が存続し続ける限り、これまでのように誰でもがお気軽に相談を申し込むことができる、事件の依頼をすることができる、開かれた法律事務所であり続けることを皆様に改めてお約束いたします。 
 ただ、縁あって、当ホームページにたどり着き、法律相談をしてみたいとお考えになった皆様に向けて、改めてお願いがあります。
 既に他の部分にもお願いとして書いてあることの繰り返しも含みますが、なぜかホームページで書いたはずのお願いにお気づきでない方が多いように思われますし、その他、これまでの運用の中で、ここまでは応じかねるという打診があったりしたので、そのような点も含めて、改めてのお願い事項を重複をいとわず「法連草」の中でも一つまとめて書いておくこととします。
  まず、いきなり「相談に乗っていただけますか」等と氏名も語らずにお電話される方が目立ってきております。
 これはご遠慮下さい。電話は控えてください。是非ともお願いいたします。
 なぜなら、せっかくお電話いただいても、外出していて対応できない場合が少なくないからです。また電話で対応できたとしても、既に別の方が事務所に来所していただいて、相談や打ち合わせをしていることもあります。あるいはまた、裁判所への提出期限が迫っている書面作成に集中しているときもあります。そんなときに電話が鳴りますと、率直に申し上げて、ついつい、失礼な対応をしてしまいがちです。
 もちろん、比較的ゆとりを持ちながら仕事ができている状況の時もありますので、そういうときにお電話いただけた方はラッキーです。しかしそもそも外出中でいないこともあるわけで、運、不運があります。
 ですので、必ず電子メールにして相談の希望がある旨をご連絡下さい。
 よろしくお願いいたします。
 こういうと、電子メールが打てない環境にある人はどうするのかといわれるのですが、普通、ホームページを検索できる環境にあるのでしたら、電子メールも打てるはずと考えております。それでもホームページは閲覧できてもメールは送れる環境にないという場合もあり得るでしょうから、その場合には致し方ありませんから、その旨、おっしゃっていただければ幸いです。
  第2のお願いは、完全予約制であるということをご承知いただきたいと存じます。
 これはどこの弁護士でも法律事務所でも同じだと思います。
 弁護士の仕事は、職人仕事のようなもので、案件に応じ、様々な書類を起案したり、資料を整理したりしなければなりません。裁判所などに出かける予定がなくとも、事務所に依頼者を呼んだりしていなくとも、あらかじめ、今日は何をやろう、明日は何をやろうと、あらかじめ心づもりをして事務所に出所します。
 そういう状況の時に、「今日の内に相談はできませんでしょうか?」、「急ぎますので、これからうかがいたいのですが・・・」等といわれましても、まずご要望にお応えすることはできません。ご要望に応えられるときもないではありませんが、そういうときに当たった方は、これまたラッキーということになります。
 今後、我が池袋中央法律事務所がますます発展して、弁護士も増えるなどすれば、急なご用命にでも、誰かが対応できるという体制が組めるようになるかもしれません。しかし現在は残念ながらそこまでの体制にはなっておりません。
 そんなにお急ぎであると分かれば、せっかくのご相談希望でありながら、「他に当たっていただけませんか」と申し上げざるを得なくなります。  
  そしてせっかくホームページを検索した上で、法律相談をお願いしてみようとお考えになられるのでしたら、私の思考パターンや価値観というものを下調べしていただきたいです。
 実際、どうせ相談するのなら、自分の立場に理解を示してくれそう、悩みについて分かってくれそうな弁護士にお願いしたいのではありませんか?
 弁護士なら誰でもいいというわけではないはずです。
 わざわざ時間さいて法律相談料も負担するというのに、全く話が通じず、無意味だった、「何か馬鹿にされたような感じで、やっぱりホームページで見つけたからといって当てにするのは駄目なんだな」などと思われるようなことにはなって欲しくありません。私も嫌です。
 必ずしも十分ではありませんが、これまで、法連草トピックスをごらん頂くことで、私の思考パターンや価値観の一端はご理解いただけるようにしてきたつもりです。更には「コミュニティ広場記念館」を閲覧されるのもよろしいかと思います。そこにはお恥ずかしながら、他の投稿者の投稿に、感情的にレスをしていたりするところも残っています。どういう考え方をする人が苦手なのか、どういう考えに反発を感じる弁護士なのか、どういう考え方に共感を示す弁護士なのか、分かるのではないかと思います。
 法律相談は、その性質上、自分のあまり人には知られたくないプライベートなことを包み隠さず打ち明けていただく必要があるときがあるのです。ご相談にお越しになる以上は、「この人なら、相談しても大丈夫だ。」と、全面的に信頼していただく必要があるのです。
 だからこそ、その見極めの参考になるように、法連草やトピックスを用意しております。どうぞそちらもよろしくご参照下さい。   
  また今後、気がついて、この項は書き足すこともあるかもしれません。
 ですが、基本は、開かれた法律事務所を目指していることに変わりありません。
 これからも皆様からのご相談をお待ち申し上げております(皆様がトラブルに巻き込まれるという不幸をお待ちしているわけではありませんので、悪しからず)。
 今後ともよろしくお願いいたします。
 



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