パートナーに不倫された場合、どうしたらいい？

身に覚えのない請求には応じない

法律上の不貞行為とは、「継続的に肉体関係を結んでいること」を言います。
デートをして、キスやハグをしただけでは不倫とは言えず、慰謝料の請求に応じる義務はありません。
しかし、頻繁にデートをしたり、メールをやりとりしていると、人によってはそれだけでも誤解してしまい、慰謝料を請求したり、場合によっては裁判まで起こすことがあります。
一般的には、キスやハグでも浮気と呼ぶので、このような誤解を持ってしまう人が多いのでしょう。
また、相手があまりにも感情的になっていて、冷静な判断ができていないのかもしれません。
仮に性交渉を行っていたとしても、たった1回の関係だけなら、通常は不貞行為が認定されることはありません。
身に覚えのない請求をされても、浮気をしていたということを絶対に認めてはいけません。
ボイスレコーダーに録音されていたら、それが証拠となってしまうこともあります。
相手が感情的になっているからといって、自分まで感情的になってしまわず、冷静に対処をすることが重要です。

専門家に相談することが最善の策

身に覚えがないのに慰謝料の請求をされたとしても、不貞行為をしていないのなら請求に応じる必要はありませんが、家族に暴露するとか、職場に暴露するなどと脅されて、やむを得ずお金を払ってしまう人もいます。
しかし、少額でもお金を払ってしまったら、自ら不貞行為を認めたとして、不倫が認定されてしまう可能性があります。
このような場合にとれる対策はケースバイケースとなり、素人では判断が難しい問題となるので、専門家に相談することが一番の解決策です。
実際には浮気をしていないのであれば、相手は証拠を持っていない可能性が高いでと見てよいでしょう。
また、相手が法律の知識を誤解していて、「キスやハグでも慰謝料がとれる」と思い込んでいる可能性もあります。
専門家に相談をして、仲裁に入って説得をしてもらうことで解決できるケースも多いものです。
また、肉体関係を2〜3回結んでしまったケースなどでは、不倫が認定されてしまう可能性もそれなりに高くなります。
そのような場合にも、あわてずに専門家に相談することをおすすめします。